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O.V.A Version Review



English Review
Panzer Dragoon
Review By: Elaine Barlow

35分間?

 う〜ん…たった35分の3Dなのに、コンピュータースキャン有り
おまけに超分かりやすいカラーセル…
あぁ…これだけで十分頭が痛くなってくる。
フレームアニメーションより数段動きの早いコンピューターアニメーションが
ミックスされた画面を目のあたりにすれば目だって痛くなる。
策略もなければ、ストーリーすらないんだから、全部をごちゃまぜにしても
見終わった後の感想なんて残るはずもない、それがPanzer Dragoon。
GainaxやAIC、Ashi ProductionsさらにはProduction I.G.などの
一流会社から30人以上のアニメーターが、爆発的人気のセガのゲームと同名の
たった35分のコンピューターアニメのためだけに彼等の才能を貸してくれたんだ。
30歳以上限定?これが?…と思わせるようなこのアニメのために。
一体全体彼等は何を考えているのか?いったいこれは何だ?
アニメの後半では、プロダクションポートフォリオまで御丁寧に紹介している。
プロダクションポートフォリオだって?たった35分のものの為に?
だってそうだろう、こんなイメージを製作するだけなのに
余計な時間を取ってまで、よくやるよ。
だが、船の描写に関してだけは驚くほど詳細で
フォトショップのフィルターよりもずっと多くの素材を使っている。
誰かが僕にこう言ったんだ。
こんなにすごい技術的努力がこのアニメ製作に
注がれていることの意味を良く考えて解説してくれと。

 誤解されちゃ困るから言っておくが、これは確かに凄いんだ。
ものすごく鋭くて、そのほとんどはコンピュータースキャンによるものだ。
早くて短くて、ホントに中味がないんだ。
Panzer Dragoonはゲームに花を添える意味と
ゲームファンに「おおっ!あっ!」と言わせるのが目的なのだろう。
それもゲームの終盤を知っていれば、たいした意味はなくなるのだが。
まあこれは、コンピューターアニメーション学校あたりで
教材になるのが、関の山だろう。

 ストーリー?そんなこと分からないから、箱の裏側でも読んでみてくれ。
そうでもしなくちゃ、何がなんだかさっぱり分からないんだ。
Panzer Dragoonは始まったかと思うと、あっという間に終わってしまうのだから。
本当にそうさ。何の前置きもないし
(おそらく君がもうゲームを体験済みだと仮定しているのだろうが)
何が起こっていて、その後どうなるのかなんて説明も全くないんだ。
君はただ見て、その状況を楽しむしかないんだ。
あえて簡単に説明するとしたら、この話は
カイルという少年がドラゴン同士の戦いに巻き込まれてしまうんだ。
ドラゴンのうち1頭が少年にとってのレディー、アニタを誘拐してしまうんだ。
どうにかこうにか分かったことは、この黒いドラゴンは
古代武器のようなものを使えるようになるため、アニタを必要としているってことくらいだ。
武器についても、それが何なのか、何をするためのものなのかは、分からないんだ。
なぜドラゴンがアニタを必要としているかも良く分からないままだ。
なぜ青いドラゴンが戦うのかも分からない。
すべてのドラゴンが何のために戦っているのかも、分からない。
なぜ飛行帝国が黒いドラゴンを抹殺したいのかも分からない。

 分からない・・・本当に、この一言につきるんだ。

 アニタの声優役のキム セビエーには感謝だ。
アニタの台詞は、たしか6行ほどだったろう。
まあ、アニメが35分しかないのだから、これ以上の台詞を望むのも無理だろうが。
セビエーは有名だし、最高の才能もあるし
地球上で一番セクシーな声の持ち主だよ。
彼女の声は、まるでグレース ケリーのようで
彼女の口からもれる言葉は全て、とろけるバターのような感じなんだ。
彼女がアニタにこのアニメを見る上での
なんというか、価値を与えてくれたようなものなんだ。
極端に言えば、僕がPanzerを見た後の感想と同じ感想を持ちたければ
まずセビエーのファンでなくちゃダメだ。
ま、それもあまり関係ないかな、なにせたった35分のマインドレスな
2流のコンピューターアートなんだから。そうそう、このアニメには
GainaxやA.I.Cなどのアニメーターが参加していることを書いたっけ?ま、いいか。

 次に感謝するべきは、ランディー スパークだろう。
彼は、僕にしたらいつもは目立たない奴だが、ここでは目立つんだ。
すごく良いんだ。彼の別作品を探してみたい気持ちにさせるくらい
すごく良いんだ。彼がこんなにも優れた役を他でやっているかどうかは
覚えていないが、これが彼の最初の主役ではないはずだ。
スパークは、カイルに単純だが、力強い演技を吹き込んだんだ。
カイルが本当に実在するようで、感情表現もとても良く演じられている。

 ドニー ジョンソンは、徐々に売れ始めているADV俳優だが
ここでは短めに紹介しよう。
(短めと言ったが、何せこのアニメ自体が…もうこの先は言わなくても分かるだろう)
ドニーは、青いドラゴンの声を演じたんだ。
ジョンソンが、レコーディングブースにいたとき、僕は思ったんだが
彼は、ジェイムス アール ジョーンズの偉大さに通ずるものがあった。
 
 Panzer Dragoon・・・見たい人だけ見ればいいさ。
ハッキリ言っておくけど、35分のアニメを見るより
僕のレビューを読む方がよっぽどマシじゃないかな。
まぁ、ここでもたいしたことは言ってないけどね。

 ところで、最後になるけど、このアニメのレビューを書くのに
35分以上もかかったってことを、言っておくよ。なんてこった!


このO.V.A版を見終わった当時、、、
私はもの凄い脱力感に襲われました。(爆)
そして徐々に、それは怒りの感情へ変わり
画面に対し叫び続けたのを、今でも記憶に残っています。▽

こんな感じかな、、、

何せあれだけ苦労して探し求め、ようやく手に入れたのに
こんな終わり方をしてしまうなんて、、、
本当に許せなかったです!
まず、何処が許せなかったのか?
これは大きく分けると、以下のようになります。▽

1:オリジナルだからとはいえ、あまりにも原作の
イメージから「かけ離れている」
2:O.V.Aで「主人公、ヒロイン」が必要なのは
仕方ないとしても、それにしては「重視し過ぎである」
3:原作でもあれだけの壮大なストーリーなのに
それを30分で紹介するのは「相当無理がある」

これを原作の知らない人が見たら
「こういうものなのか」と認識していまい
更なる悪循環となってしまいます。
幸い、このO.V.A自体の存在が薄かったので
そういう事態にはなりませんでしたけどね。
(喜んでいいのやら、悲しんでいいのやら(--;))

さて、ここからはストーリーを追いながら
原作と何処が違うのかをご紹介、、、
と、言いましても全く違うわけでもないのです。
ここからは、出来れば当サイトの
「O.V.A Panzer Dragoon Story」を参考にして下さい。

まず最初に現れる「塔」から始まり
攻性生物を追うシーンまでは問題ありません。
唯一違うのは、ここでプロトドラゴンに
襲われるくらいでしょうか、これは逆に
「ドラゴン」の存在を大きく表しているので
なかなか良いのではないでしょうか。

原作では、攻性生物を追っているうちに
古代遺跡に迷い込むという設定ですが
O.V.Aでは避難する為に洞窟へ
と、いうことになっています。

そしてストーリー進行上、プロトドラゴンの
乗り手として「アリータ」が選ばれ、連れ去れてます。
原作では、迷い込んだ古代遺跡で乗り手が
遺跡を守る攻性生物に襲われ
あわやという所で、突然の地鳴りと共に、、、

ブルードラゴンとプロトドラゴンの戦いに
巻き込まれてしまうのですが
ここをO.V.Aは最初から出していますね。
そして乗り手が死亡し、そこへブルードラゴンが
舞い降りる、、、これは流石に変更無し。

ですが、ここで原作と大きく違う点が現れます。
何故プロトドラゴンを追うのか?
ということを、原作では乗り手が教えるのですが
O.V.Aではブルードラゴンがその役割を
果たします、これは原作ではあり得ないことです。

この乗り手とドラゴンの「同調(シンクロ)」
ということであれば、一応解決されます。

「翻訳協力/マーシュゆかりさん」
2000/10/23 PM 06:00